デジタル神奈川県史

1.作製のねらい

当館開設の淵源の一つとも言える神奈川県史編纂事業が生み出した『神奈川県史』は、昭和40年代から20年以上かけて刊行された、神奈川県域における人々の歴史と事跡を叙述しかつ関連資料を網羅した基本文献です。
本県にとって貴重なレガシーともいうべき『神奈川県史』を、現代の情報通信技術を用いてデジタルコンテンツ化(『デジタル神奈川県史』)することで利便性を向上させ、さらにはデジタル化のメリットを生かした利用の多様化(インターネット上のリソースを連携させるなど)をはかり、当館が所蔵する歴史資料を未来に向けて発展的に継承しつつ今後の地域史を構築していくための基盤の一つと位置づけることを目指します。

2.特徴

『デジタル神奈川県史』は、紙媒体の『神奈川県史』をデジタル化(下層に透明テキストデータを配したPDFファイル)し、キーワード検索やコメント記入やハイパーリンク設定などを可能(Adobe Acrobat Readerによって実現)にした「デジタル書籍」です。
また、PDFデータ以外に、本文プレーンテキストデータも用意してあります。

主な特徴は下記の通り。

  1. 全文検索できる(全ページを対象にしたキーワード検索ができる)
  2. オープンアクセスで共有できる※(無償でダウンロードして各自のPCで利用できる)
  3. 紙の本の体裁で読める(Adobe Acrobat Readerが持つ機能で実現)
  4. コメントが記入できる(Adobe Acrobat Readerが持つ機能で実現)
  5. 内部(他のページ)と外部(インターネット)のリソースにリンクが張れる(Adobe Acrobat が持つ機能で実現)

3.『神奈川県史』の全巻構成

(デジタルコンテンツ化された巻はテキストデータとPDFデータ掲載ページのリンクを掲載しています。)