公文書館の目的

神奈川県立公文書館は歴史資料として重要な行政文書、古文書等を収集・保存し、県民共有の記録遺産として後世に伝え、そしてそれらを広く公開することを目的として平成5年(1993)11月、横浜市旭区中尾に開館いたしました。

役割

  1. 歴史資料の収集
    県の機関が作成した行政文書で、保存期間が満了したものから歴史的に重要な文書を選別し収集すること。また神奈川に関する古文書、図書等を収集すること。
  2. 歴史資料の保存
    県民共有の記録遺産として、資料を良好な保存環境において保存すること。
  3. 歴史資料の提供
    資料を広く県民の閲覧等に提供すること。
  4. 中間保管庫の運営
    県の機関が作成した行政文書で保存期間が30年及び10年のものを、作成されてから5年が経過したときに中間保管庫に収め、行政文書管理規則による保存期間満了の期日まで保管すること。
  5. 普及活動
    県民の学習ニーズに応え、歴史的に重要な行政文書、古文書等の歴史資料を後世に伝えていく重要性について県民の理解を得るため、展示、講座等を実施すること。
  6. 調査研究
    公文書館の運営に係る諸問題(行政文書の選別・収集、保存、修復、利用、電子記録の保存等)について、調査研究を行うこと。

開館までの沿革

昭和42年(1967) 『神奈川県史』編集事業開始
昭和47年(1972) 県立文化資料館設置
昭和57年(1982) 「神奈川県の情報公開制度に関する提言」で公文書館新設の検討を提言
昭和58年(1983) 情報公開制度施行、県史編集事業終了
昭和60年(1985) 公文書等の資料管理に関する検討委員会設置
昭和62年(1987) 公文書館法公布
昭和63年(1988) 公文書館(仮称)構想懇話会設置
平成元年(1989) 公文書館(仮称)構想について(提言)
平成3年(1991) 建設着工
平成5年(1993) 公文書館開館(文化資料館廃止)

組織

公文書館は、神奈川県の知事部局に属し、政策局政策部情報公開広聴課所管の地方組織であり、地方自治法第244条に定める公の施設です。組織の概要は次のとおりです。(平成30年4月現在)

県組織における公文書館の位置

公文書館組織図

施設の概要

1階

1階見取図

2階

2階見取図

敷地面積 17,071平方メートル
延床面積 9,956平方メートル
書庫面積 3,189平方メートル
収容能力 約105万冊・点
構造・規模 鉄骨・鉄筋コンクリート造り、地下1階・地上4階建て
駐車場 35台駐車可能
設備 書庫内の温度は22から25度、湿度は55%程度を保つために専用の空調機械を設けています

公文書館条例・法規等

当館に関する条例や法規等を掲載しています。

→「公文書館条例・法規等」のページへ

神奈川県立公文書館業務検証委員会

平成30年度に開催した神奈川県立公文書館業務検証委員会に関する開催記録や報告書を掲載しています。

→「神奈川県立公文書館業務検証委員会」のページへ。

神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会

神奈川県内の関係機関で組織する神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会(通称「神史協(しんしきょう)」)に関する活動報告を掲載しています。

→「神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会」のページへ。

このページのお問い合わせ先

神奈川県立公文書館 資料課
TEL:045-364-4461
FAX:045-364-4459