公文書等の評価選別
神奈川県立公文書館条例の第3条では、県の各機関が作成・取得した公文書の保存期間が満了したときに、速やかに当該公文書等を公文書館に引き渡さなければならないと規定しています。これにより、公安委員会を除くすべての県機関から、公文書等の引渡しが毎年実施されています。
しかし、公文書館では引き渡されたものすべてを保存するのではなく、公文書館職員による評価選別を経て、一部の重要な文書のみを保存しています。それは書庫に限りがあること、複製物及び同種同類の公文書等が大量に存在すること、そしてすべての公文書等が歴史的に重要なものとは言い難いことなどの理由によります。
評価選別は偏りがなく、公正で客観的な判断に基づくものでなければなりません。なぜなら評価選別を経て保存される歴史的公文書は、他の歴史資料と共に神奈川の記録遺産を形成し、県民共有の情報資源として広く利用されていくからです。そのため公文書館は平成5(1993)年の開館と同時に選別基準を設け、告示として公表しました。
そして平成19年度からは、評価選別の記録を作成・公表しています。これは評価選別の透明性を高めると共に、将来における効率的な選別方法を築くために不可欠な手段であると考えられたからです。
本ページでは、上記のとおり平成19年度以降の選別記録を掲載しています。対象は行政文書管理規則で規定する長期保存文書(10年・30年の保存文書)です。毎年、公文書館には約2,000~3,000冊が引き渡されています。
なお、3年・5年の保存文書(フォルダ文書)も引渡しされていますが、これらは毎年の引渡し量が約20万件にも達しており、長期保存文書と同じ方法で選別記録を作ることは実質的に不可能なため、行政文書の中で重要とされる長期保存文書の選別記録を作成しています。
長期保存文書 選別記録
- 令和5年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 令和4年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 令和3年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 令和2年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 令和元年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成30年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成29年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成28年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成27年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成26年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成25年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成24年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成23年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成22年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成21年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成20年度 所属別選別結果件数・選別記録
- 平成19年度 所属別選別結果件数・選別記録
保存文書を検索・閲覧するには
保存となった文書の検索方法・閲覧申込方法は、「収蔵資料検索」ページでご案内しています。
【ご案内】検索した結果、表示される表題は実際の簿冊に基づいたものです。一方、本ページに掲載している選別記録の表題は各所属が公文書館に提出した引渡書の記載内容であり、複数簿冊をまとめて記載していること等があるため、両者は一致していない場合がありますので、ご了承ください。