【企画展示】公文書館資料で見る関東大震災
今年の9月1日で100年を迎える関東大震災。
県内は甚大な被害を受け、県庁舎も全焼したことから、その機能を一時失いました。
当館の収蔵資料から、震災直後の県内被害写真や県組織が作成した公文書、その後の県民生活や復興状況などを展示いたします。
あわせて、神奈川県自然環境保全センター(厚木市七沢)との共同展示として、関東大震災により大きく荒廃した丹沢や箱根の森林被害とその復旧に取り組んだ記録資料をパネル展でご紹介いたします。
なお、資料の劣化防止のため、期間中に展示資料の入れ替えを行う場合があります。
展示資料の一部
全焼した県庁舎(「大震災写真帳」(大正12年)より)
震災とその直後の火災により、県庁は機能停止となりました。しかし、桜木町に臨時庁舎を設置し、対応業務を開始します。
神奈川県管内震災被害図〔一部〕(「神奈川県震災誌附録」(昭和2年)より)
家屋の倒壊、道路の寸断等は復興への大きな支障となりました。
※実際の展示では、この被害図の全体をご覧いただけます。
戒厳令下の告諭〔写し〕(「大正12年 庶務回議 震災に関する書類(2冊の内1)」(大正12年度)より)
震災2日後には神奈川県を対象範囲に含めた戒厳令が公布されます。この資料は関東戒厳司令官が平静を呼びかける告諭の写しです。
展示期間・場所等
期間 | 令和5年7月14日(金曜日)から9月24日(日曜日)まで |
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休館日 |
月曜日、国民の祝日(月曜日と重なる場合はその翌日も休館) |
時間 | 午前9時から午後5時 |
展示場所 |
神奈川県立公文書館 展示室(横浜市旭区中尾1-6-1)
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入場料 | 無料 |