平成28年度(第5回)県立図書館・公文書館合同展示「鎌倉再発見」

【この展示は平成29(2017)年3月31日をもって終了しました】

神奈川県立図書館と公文書館では、平成24年度から両館の所蔵する図書や歴史的公文書・古文書・私文書などを使用した合同展示を実施しています。

第5回とな る今回は、前回の「箱根再発見」につづき、神奈川県内の地域として長い歴史を有する鎌倉について、鎌倉武士の時代から現代の観光地に至るまでの鎌倉を両館 の資料を通じて紹介します。

「鎌倉再発見」

県立図書館・県立公文書館合同展示「鎌倉再発見」ポスター

大きい画像(543KB)(PDF文書)
 

展示概要

   詳細は解説パンフレット(2MB)(PDF文書)参照

●『吾妻鏡』と歴史史料としての「日記」

鎌倉時代を知るための基本文献である『吾妻鏡』は徳川家康の愛読書でもあり、その命で初めて印刷物にもなりました。史書の編纂に際して用いられる様々な素材の一つに、同時代に作成された「日記」があります。日記は歴史記述の中に引用されたり、記述の誤りを明らかにしたり、欠落した史実を補うなど、歴史史料として重要な役割を持っています。公家、武家、寺社と様々な立場で記録された中世の日記を『吾妻鏡』との対比でご紹介します。

●『御成敗式目』と中世鎌倉の「相続・訴訟」

武家最初の法典である『御成敗式目』。51条に及ぶ成文法の中には鎌倉時代の慣習や法的な判断基準が盛り込まれています。現代では理不尽とされるような、当時の相続に関する慣習の一つに「悔い返し」があります。これに端を発した遺族による相論の実例として、京都から鎌倉に下向した『十六夜日記』の作者阿仏尼(冷泉家)と二条家との、歌道の家での訴訟合戦を取り上げます。

●「著されし鎌倉」

地域の自然・社会・文化などを記した地誌。日本では、風土記が最古のもので、それ以降も官撰・私撰の多くの地誌が編まれました。これらは、当時の地域の姿を現在の我々に示してくれる貴重な資料です。また鎌倉のことを叙述した、紀行文・市勢要覧も紹介します。

展示期間・場所等

展示名 「鎌倉再発見」
期間 平成29(2017)年1月28日(土曜)から3月31日(金曜)
休館日
(公文書館)
月曜日、3月21日(火曜日)
展示会場 神奈川県立公文書館 1階閲覧室内