神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会(通称「神史協(しんしきょう)」)は、神奈川県内市町村史編纂及び歴史資料保存利用に関する相互の連絡と協調を図るための組織として平成3年に神奈川県立図書館内文化資料館にて発足し、当館の開館に合わせて事務局が県立公文書館に引き継がれました。

令和4年度より、神史協は名称をそのままに、新たな会議体組織に生まれ変わりました。その概要は次の通りです。

  • 歴史的公文書及び古文書・私文書等の歴史資料を取り扱う神奈川県内の機関相互の情報共有と連携、研究協議を行う場とし、歴史資料の保存活用の推進に寄与することを目的とする。
  • 県及び県内全市町村を対象とした会議体組織とする。
  • 座長は県立公文書館長とし、その庶務は県立公文書館において処理する。
  • 会費は徴収しない。

令和6年度活動報告

令和6年度 神史協構成機関情報等調査票集計結果一覧表

神史協では、各構成機関における自治体史の編さん状況や歴史的公文書等の管理に係る情報を集計し、共有しています。

第1回研究会「藤沢市文書館 50年の現在地」

日時 令和6年11月29日(金曜)14時00分から17時00分
場所 藤沢市文書館・藤沢市役所分庁舎
内容
  • 報告「藤沢市文書館 50年の現在地」(山田之恵氏(藤沢市文書館))
  • 施設見学
参加者数 18名

第2回研究会「紙資料の基本的取扱い」

日時 令和7年1月22日(水曜)13時00分から17時00分
場所 神奈川県立公文書館大会議室
内容
  • 講義「資料保存入門」(木本洋祐(神奈川県立公文書館))
  • 講義「資料保存に必須の『紙』の知識」(中村知幸氏((株)TTトレーディング))
  • 講義「紙資料の脱酸処理」(横島文夫氏(キハラ・プリザベーション(株)))
  • 実習「基本的な修復処置」(八巻恵美(神奈川県立公文書館))
  • 実習「資料保存用具の使い方&少量脱酸処理を行う方法の実演」((株)TTトレーディング・キハラ・プリザベーション(株))
参加者数 21名

第3回研究会「地方自治体における電子公文書の管理・公開の現状」

日時 令和7年2月21日(金曜)14時00分から16時45分
場所 神奈川県職員キャリア開発支援センター
内容
  • 報告「国立公文書館が実施した電子公文書の管理・保存・利用に係るアンケート結果報告」(島林孝樹氏(国立公文書館))
  • 報告「電子公文書への対応と課題―神奈川県立公文書館での事例―」(内藤潤(神奈川県立公文書館))

※全国歴史資料保存利用機関連絡協議会関東部会と合同開催

参加者数 17名(神史協構成機関職員のみ)

令和5年度活動報告

第1回研究会「古文書・私文書整理 きほんの『き』」

日時 令和5年12月22日(金曜)13時30分から16時50分
場所 神奈川県立公文書館大会議室(横浜市旭区中尾1-6-1)
内容
  • 講義「古文書・私文書整理 きほんの『き』」(上田良知(神奈川県立公文書館))
  • 施設見学(神奈川県立公文書館)

※県立図書館の市町村図書館等職員研修<専門研修(地域資料・資料保存)>と合同開催

参加者数 27名(神史協構成機関職員のみ)

第2回研究会「神奈川県内市町村における公文書管理の動向」

日時 令和6年2月16日(金曜)14時00分から16時40分
場所 神奈川県職員キャリア開発支援センター101研修室(横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1)
内容
  • 報告1「相模原市における公文書管理~条例制定から条例の実効性を高める取組へ~」(樋口一美氏(相模原市総務局公文書監理官))
  • 報告2「歴史公文書等の取扱いについて」(濱野未来氏(茅ヶ崎市文化スポーツ部文化推進課))

※全国歴史資料保存利用機関連絡協議会関東部会と合同開催

参加者数 24名(神史協構成機関職員のみ)

令和4年度活動報告

研究会

日時 令和5年1月24日(火曜)13時50分から16時30分
場所 川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内))
内容
  • 川崎市市民ミュージアムの概要、被災状況、レスキューの状況(谷拓馬氏(川崎市市民ミュージアム))
  • 被災現場、レスキュー作業現場見学(川崎市市民ミュージアム)
  • 資料取扱機関における資料防災計画―県立公文書館の事例紹介(木本洋祐(神奈川県立公文書館))
参加者数 22名

このページのお問い合わせ先

神奈川県立公文書館 資料課
電話:045-364-4454 または 045-364-4461