資料詳細

基本情報

項 目 内 容
資料群ID 9199300102
資料群名 喜連川文書
寄贈者・購入先または寄託者 弘文荘、思文閣
資料群受入区分 購入
原資料・複製の区分 原資料
総点数 5
原資料の所在 神奈川県立公文書館
資料群の概要 この文書は、足利尊氏の二男基氏を始祖とする関東公方足利氏の子孫喜連川家に伝来したものである。明治末年まで足利於菟丸氏が所蔵していたが、後に原蔵者のもとから流失してしまった。本館所蔵5点は、いずれも流失した文書の一部である。前将軍足利義政御内書2通は、古河公方足利氏(成氏)側と、京都の室町将軍家(足利義政)側との長い戦いに終止符を打つ和睦「都鄙和睦」を決めたものであり関東の中世政治史を考える上で欠かせない文書である。また、室町幕府管領細川勝元が、関東公方の輔佐役関東管領上杉憲忠に宛てた書状は、中世に発展した書札礼と呼ばれる形式により作成されている。上杉宛が喜連川家に伝来した事実は、文書が文書の中に記された内容を直接得る側に伝わるという点を示しており、古文書学上からも注目されてよい文書である。東京大学史料編纂所には、関東公方・古河公方の子孫で東京市本所区新小梅町に住む足利於菟丸氏所蔵文書・書蹟136点の影写本(全四冊)がある。ここには、永和2年(1376)11月16日付足利義満御判御教書以下の室町・戦国時代から江戸時代初期に至る文書96通と古河公方家書札礼・足利義氏等和歌短冊・足利政氏手写柳屯田勧学文・妙智沙門道隆筆蹟などが収められている。これらの文書は古河公方足利成氏・政氏・高基・晴氏・義氏時代の政治の動きを見る上で重要な史料である。外に「喜連川家文書案」「喜連川家料所記」「喜連川頼氏文書案」「下野国喜連川足利家譜」「喜連川御書案留抄上」の謄写本も架蔵する。また、国立国会図書館・京都大学・神宮文庫にも本文書の写本がある。刊本では、「栃木県史中世二」に収録されている。原本は、本館のほかに足利惇氏が購入した分が喜連川町教育委員会に寄贈保管されており、成田山霊光館・栃木県立博物館にも数点ある。本館所蔵文書は1.細川勝元書状(上杉憲忠宛 十二月二十一日) 2.前将軍足利義政御内書(足利成氏宛 十一月二十七日) 3.前将軍足利義政御内書(上杉房定宛 十一日二十七日) 4.豊臣秀吉書状(古河氏姫宛 六月三日) 5.孝蔵主覚書(六月五日)
資料群の来歴 昭和56年2月28日、昭和57年2月15日、同年4月15日 文化資料館にて購入。
平成5年11月1日 公文書館に管理替。