【収蔵資料展示】高札の時代
【収蔵資料展示】高札の時代
高札とは
高札は、木の板に法令などを記して人の目の着く場所に掲示したものです。江戸時代に最も用いられるようになり、各地に高札場が設置され、幕府の法令などを人々に周知する役割を担っていました。また、明治に入っても使用され、教科書にも載っている「五榜の掲示」のような高札が作成されました。
神奈川県立公文書館収蔵の高札
神奈川県立公文書館では、江戸時代から明治初期にかけての高札を収蔵していますが、これまで公開の機会がありませんでした。理由としては、長さが1メートル前後にもなる大きさであること、木の無垢材でつくられているため重量があること、そして劣化による損傷が激しいことが挙げられます。
そこで、今回すべての高札を撮影し、収蔵資料検索システムにおいてデジタル画像で公開する運びとなりました。これにより、高札の状態にかかわらず、誰でも簡単に閲覧することが可能になります。加えて赤外線カメラによる撮影も行い、消えかかっている文字も読めるようになっていますので、利便性が向上しています。
これに合わせ、当館収蔵高札の中から厳選して原資料の展示を行います。実物を見ることのできる貴重な機会となりますので、是非その目で見て体感してください。
赤外線カメラによる撮影
この度導入した赤外線カメラは、リコーイメージング株式会社製 PENTAX K-70 IR です。一般的なカメラは、赤外線をカットし可視光線のみで撮影するようになっていますが、同製品は赤外線も通す特別仕様となっています。また、レンズ前面に可視光カットフィルターを装着することで、赤外線のみでの撮影が可能になっています。そのため、墨に含まれる炭素の成分が残っていれば、肉眼では確認することが難しいかすれた文字も、ハッキリと見ることができるようになります。
担当職員による展示解説【参加申込不要】
- 実施日時 : 11月23日(日曜日)、11月30日(日曜日)、12月14日(日曜日)のいずれも午前11時から30分間程度
- 参加ご希望の方は、実施時間までに展示室へ直接お集まりください。申込は不要です。
開催期間・場所
| 開催期間 | 令和7年11月21日(金曜日)から12月21日(日曜日)まで |
| 開催期間中の休館日 | 月曜日および11月25日(火曜日) |
| 開催時間 | 午前9時から午後5時まで |
| 場所 | 1階 展示室 |
| 料金 | 入館・観覧無料 |
このページのお問い合わせ先
神奈川県立公文書館 資料課
電話:045-364-4454 または 045-364-4461
